月咲流編曲メソッド(概要)

1. 聴き込み
・通勤時間を利用し原曲をひたすら聞き続ける(一曲リピート)
・「ここは男声に歌わせたい」「ここのオブリガートは使える」など、
 イメージを膨らませる(筆者の場合はこの時点で7割くらいが完成)


2. 編成決定
・声部編成(混声、女声、男声)
・アカペラ、ピアノ、楽器編成
・調性(音域を考慮して必要なら移調。できるだけ同じ#系・♭系内で変更する。)


3. 構成案作成(後日詳細に記載予定)
・(例)「渡月橋 ~君 想う~」(1番)
 ・Aメロ:女声ユニゾン
 ・Bメロ:女声二声
 ・サビ:全員でユニゾンからハモりへ移行
     男声はヴォーカリーズ気味に
     「I've been thinking about you」は掛け合いに
     「いつも いつも 君のそば」は高声⇒低声⇒全員


4. 採譜(後日詳細に記載予定)
・メロディ、コードを入力
・オブリガード等のアイデアもメモ


5. 合唱譜作成(後日詳細に記載予定)
・構成案を元に作成


6. 伴奏譜作成(後日詳細に記載予定)
・合唱譜に合わせ、原曲を聞きながら作成


7. 調整作業
・歌詞の割り当て
・速度記号(Andante、rit、accel等)の割り当て
・強弱記号(f、cresc等)の割り当て
・アーティキュレーション(スラ―、スタッカート、三善アクセント等)の割り当て
・表現記号(dolce等)の割り当て


8. 整譜作業
・空きパートを非表示
・小節のはめ込み
・段落の位置調整


9. 校正作業
・誤字脱字チェック
・旋律の音、リズムチェック
・コードチェック

 

10. 完成

・ソプラノ、テノールに「高い」と怒られる

・アルトに「リズムが難しい」と怒られる

・ベースに「日本語がない」と怒られる

・各パートに見せ場を作っているので、その部分を楽しそうに歌っているのを見て満足